笛の音やらボールをける音がよく響く夕方の河川敷。
私はまこちゃん(ついでに半田)に会うために来ました!

「おーし、少し休憩なー」

半田がチームの人達に声をかける。へえ、頑張ってんな―、私がいるときは私が仕切ってたからねー。

私がこっそりとまこちゃんの背後に歩み寄る。まこちゃんはデータをとっているようで気付いてない。

「まーこちゃんっ!」

「ひゃぁっ、」

私がぎゅーっとまこちゃんの腰辺りを抱きしめると、かわいい声をだす。も、萌え殺す気かっ……!

「こ、この声、心愛さんですか………ってあれ?」

キョトンとした顔をするまこちゃん。うん、驚いてるなーあっはっは。

「おーい、如月コーチ………って、え?」

半田も来て、ふたりとも驚いた顔をしてる。

「半田監督、私なんか幻覚が見えるんですけど……」

「奇遇だな、俺も中学時代の心愛が見える……」

「いやいやいや、本物だからね?!」


私はそういうとえぇ!?と叫んだ。そんなに驚くものなのだろうか………。

というわけで、どういう状況なのか、説明しました!