ライセンスの証は後日渡されるようなので今日は帰宅することになった。 家に帰る途中、ふと公園を除くと空き缶を置きドリブルしている天馬。 ………と誰かがいる。 あ、女の子。まさか彼女?やりおるな、お主。
というわけでお近づきにすることに決めました!
「やっほ、天馬!」
「あ、心愛!」
「……?天馬、この人だれ?」
青い髪でショートの女の子は首をかしげた。 か、かわいい……!天使や!天使がおるで!
「この人は風丸心愛っていうんだ!サッカーがすごくうまいんだよ!」
「よろしくね!」
ニコっ、と笑うと「私は空野葵。よろしくね」と笑顔で返された。 かわいいよ……っ
「ねっ、葵って呼んでいい?」
「いいよ、私も心愛って呼ぶね!」
やだもう可愛い。天使がいるっ、て思ってたら天馬が「心愛!サッカーやろうよ!」て言ってきたから「いいよ」と軽く了承。
「いくよーっ……ってうわぁっ」
「て、天馬……」
天馬が私にパスしようとしたけど、ボールを蹴り損ねてすべって転んだのをみて私は苦笑。葵も笑ってる。 大丈夫?というと平気!といって元気よく立ちあがった。
結局その日は暗くなるまでずっとサッカーをしていた。 天馬とのサッカーは、確実にライセンス取得試験のときより楽しかった。
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