センターサークルのど真ん中に立ち、サッカーボールを足で押さえる。 相手の大学生を見ると――こちらを軽く舐めてるように見えた。ムカつく……。
「あんな奴に負ける気なんてしねーよな」
「あぁ、まあ可哀そうだし少し手加減してやるか」
手加減なんてしなくていいっつーの!
ピィィィッ
試験開始の合図の笛が鳴る。 私はボールを軽く蹴り、ドリブルを始める。
「行かせねえぞ!」
と、此処で一名の恐らくFWと思われる人物が私の前に立ちはだかる。 でも……
「ボールは渡さないよっ」
「んなっ、」
私はFWの人を軽く抜く。 そのことにFWの人は驚いたようだ。 ふふん、柔軟性と俊敏性は絶対負けないもんね! 特に足の速さは!
「よっ、と」
「コイツ…!」
「すばしっけえ!」
次々に何人も抜いていく。 そのたびに驚愕の表情を浮かべる相手のチームの人達。 まあ、自分でいうのもなんだけどこんなちびっこに負けるなんてアレだもんね。 ま、それほど弱いアンタらが悪いんだけどさッ
、と何だかんだでFWとMFは抜き、目の前には巨体なDFさん。 なんだか壁山に似てるなあ…なんて。
「此処は通さねえ!」
「甘いね」
DFが立ちはだかるところをかかとでボールをけり上げ越えていく。
「なに?!」
「いくよっ」
私はゴールキーパーの前に立ち、ノーマルシュートを打った。
ピ――ッ
得点が入ったサインの音がした。
------------ とりあえず1点入りました! アニメ沿いまでまだまだそうです…orz
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