04


というわけで来たぜ早乙女学園!!←早速キャラ崩壊

で私はまず職員室に行くから…
こっちか


「あのっ」

「はい?」

「もしかして《Mari》さんですか?」

「…違いますよ
私ぶりっ子って嫌いなんで
よく似てるとは言われるんですけどね」

「…そうなんですか
なんかすいませんでした」

「いえ」

彼女はがっかりした顔で去っていったが仕方ない

「はぁ…」

みんなは
よくあんなぶりっ子を好きになったものだ

いくら自分で選んだとはいえ
嫌々やっている《作り物》なわけで―…

「あのぉ」

これで
10人目だ

「先に言っておきますが私は《Mari》ではありませんよ」

「あっそうなんですか…」

またがっかりした顔で去っていったがやはり仕方ない

あくまでも《今の私》は
《Mari》ではないのだから
《今の私》は《みょうじなまえ》なのだから


私はここに
《みょうじなまえ》としてデビューしなおすためにきた
それなのにここでも《Mari》を演じれば心労が増えるだけだ


それにシャイニーのくれたチャンスも消えてしまう



コンコン
ガラッ

「失礼します
今日からSクラスに入るみょうじなまえですが
担任の先生はどなたですか?」

「ああ来たか
担任の日向龍也だ」

「あ…」

「まあ教室に行きながら話そう」

「はい」



「龍也さんが担任だとは思いませんでした」

「お前何も聞いてないのか」

「はい
Sクラスということしか」

「あの人らしいな
まあ俺と林檎は全部聞いてるから
なんかあれば言ってこい」

「ありがとうございます
それはそうとSクラス《HAYATO》が居るとか」

「まあな
でも極秘な」

「わかってますよ
そのへんは」

「着いたぞ
まあ王道でいくか
呼んだらこい」

「はい」



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