みょーじなまえは現在、前々から憧れていたバイトの真っ最中である。店長に言われて資材室にあるダンボール箱を持ってきてほしいと言われたので、やる気が有り余っていた私は資材室へ向かったはいいのだが。

「ぐ、ぬぬぬぬ………」

必死に背伸びをし、手を伸ばすが、ダンボール箱には一向に届きそうがない。くそう、なんで届かないんだ。段々といらいらしてきて、ジャンプもしてとろうとするが、相変わらず届かない。仕方なく、台か何かをとってこようと思ったら、ひょい、と横から手が出てきてとろうとしていた段ボール箱が持ち上げられる。え、と思って横を見ると。

「はい、これっすよね?」

「あ、はい!ありがとうございます、セトさん!」

「礼にも及ばないっすよー」

そういいながらそのまま段ボール箱を運んでいくセトさん。え、ちょっ、まって。

「セ、セトさん、それ私の仕事ですから大丈夫ですよ……?」

「あー、気にしなくっていいっすよ。これ結構重いし。大体、店長もこんなの男にまかせればいいんすよ、全く……」

そういいながら、ニカッと太陽な笑顔で運んでくれるセトさん。あ、やばい、今、きゅんと、きた、かも。


ときめきは突然に
(あれ、なまえちゃんどーかしたっすか?)
(なっ、なんでもないで、すっ!)



-----------
セトが今キてる^q^
こーいうほのぼのした連載書きたいなー…
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -