「つばき〜あずさ〜」

私がなーちゃんのにゃんこを呼ぶと、にゃあにゃあ、とまさに猫撫で声で寄ってきた。うん、やっぱりにゃんこ、かわいい。

「ほんっと、つばきとあずさはお前に懐くよな」

「なーちゃん、全然懐かれないもんね」

「うっせ」

ぶっきらぼうに言うなーちゃん。全く、これだから、懐かれないんじゃないかな、と思ったけれど、口には出さない。つばきがすりすりと近寄ってきたので顎の下あたりをくいくいと指でいじると、ごろごろ、となった。かわいい。

「つばきとあずさは、しゃべらないのかなあ?」

「しゃべるわけねーだろ」

「でも、リスは、しゃべったよ?」

「はあ?」

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