「なあ速水ー、倉間ーどっか寄ってかね？あれ、てか錦は？」「先帰りましたよ」「おう行こうぜ、神童と霧野も行こうぜ」「え、俺は」「おう行く。たまにはいいだろ」「そうだな...分かった」渋々神童に了解させると、部室に瀬戸と山菜が入ってくる。「どっか行くのか？」「あ、シン様...」「そー、寄り道しようと思って。瀬戸と山菜も行く？」「いいのか？着いていって」「楽しそう」「いいんじゃねぇの？」あ、久々に倉間が笑ったー、と浜野がからかうと、一気に部室内がぎゃあぎゃあと騒がしくなる「そうだな、揃う事も少ないし」「残念ながら錦はいないけどな」珍しく神童がノリ気のようで、騒がしいまま広い道路を横に並んで歩く。馬鹿みたいに騒いで、笑って、泣けるのはきっと今だけだから、今日できた思い出はずっと心の中にしまっておきたい。

男女！！


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