short | ナノ


霧野先輩の鞄から取り出された箱によって2人だけの部室に甘ったるい匂いが広がる。何かと思って目線を移すと、口の中にふわふわとしたスポンジが入れられ、同時に紅茶の香りも広がる。「美味しいだろ、狩屋」「うん、まぁ...あ、」意外に美味しくて口を動かしていると、歯に何か金属が当たる音がして、恐る恐るそれを取り出してみる。「幸せにする」「うん」「だからさ、」「うん」「将来結婚しようか」

スポンジケーキの秘密



お茶会の。

back