蘭拓→うそつき。R-18 | ナノ




「うそつき。」


狭い部室に大きなうそつき。という声が響きわたる。そこには自分と神童の二人きりだった。何が起きたかわからない。


「霧野?どうした?」

「なにがどうしただ。神童はわかっていないのか」


何を言っているのかわからない神童は何故霧野が怒っているかもわからない。けしてとぼけている訳でもない。本当に今の状況を掴めないでいるのは確かだ。


「お前は、俺だけを愛すと言った筈だ!なのになんで…」


霧野の言葉にはっとした。何かを思い出した。けして霧野にはバレてはいけないあの思い出。だが何故バレたのか。額から冷や汗が流れ落ちる。


「霧野、ごめ…」

「謝れなんて言ってない!ただなんで俺より松風を…」

「…霧」


言い掛けたとたん無理矢理手をひっぱり抱きしめた。耳元で今から俺の家に来て。一言いって歩き始めた。そそくさとついて来る神童には目もくれずスタスタ歩く。しばらく無言で歩き10分経った。ピタリと霧野が止まったので自分もピタリと止まる。止まった先の家に入ったので後をついて行く。霧野が行くとこをついて行くと自分の部屋らしきところについた。中に入りパタンと扉が閉まった。そして鍵も閉まった。


「霧野?俺…」

「言い訳なんか聞かない。ただ神童が俺だけを好きでいてくれるだけ、それだけでいいんだ。」

「…ごめん。俺松風を…」

「聞きたくない!ならなんで…あのとき俺だけを愛すっていったんだ」

「…」

「もういい。心がだめなら体でいい。それだけで十分だ。」


そういい、ベッドにドサッと倒す。ことが余りにも進みすぎてついて行けない。体?いきなり何を言い出すのか。全くわからない。


「霧野…なにをする…?」


イマイチ状況を掴めないでいる神童に無理矢理キスをして舌をねじ込む。すると神童の舌と自分の舌が絡み合う。その行為にびっくりしている神童を無視し何度も何度もキスという行為を繰り返す。


「んふっやめろきりの…」


息が切れて苦しそうに言う神童をよそに慣れた手つきで服を上にあげて空いている手を使い、乳首を弄る。綺麗なピンク色の乳首を指でこねるとびくんと体が面白いくらいに跳ね上がる。体と同時にアソコもどんどん膨らみ始める。大きくなった神童のアソコをぎゅっと掴み口に含む。上下に顔を動かしながら舐める。初めてらしく動き方がわからない神童。嫌がっているのかなんなのかわからないが、神童はぐるんぐるん体を動かす。がそれが逆効果で余計にそそる。


「んんあっやあっふあんんっあだめえ」


壊れちゃうなどと可愛い言葉を発して余計に激しくしたくなる。激しく舐めるとぐちょぐちょしてきて舐めている先から汁が零れでる。それも一緒に舐めとる。グチャグチャに涙で濡らした顔で訴えかけてきた。


「やあきりのっそんなのっやだあ」


なみだを流しながら言う彼は可愛い。嫌と言ったって決してやめない。これからどうしてやろうか。神童の泣き顔を見ながら考えた。そうだ、まずは逃げないように手錠をかけて監禁しないといけない。そう思いついた。逃げられては困るから。逃げたら殺してしまうかもしれない。それほどうそついたことに執着している。それも誰より神童が好きだからこその愛情表現だ。





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最後まで読んでくださったかた
ありがとうございました!!!



2011.12.15


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