マサ蘭 愛してるって伝えたいけど | ナノ





また喋ってる。仲が良いだけなのか、それとももしかしたらそういう関係なのかも知れない。神童先輩と霧野先輩が楽しそうに会話をしている。なんだか邪魔したくなる。



『霧野せんぱーい、ちょっと練習付き合ってくださいよ』


神童先輩との会話の間にわざと入って言ってみた。神童先輩は余裕かまして狩屋が呼んでると霧野先輩に伝えていた。作戦通り神童先輩から離す事が出来て少し優越感。


『なんだ?なんか用か、狩屋』


『パスの練習ちょっとだけ付き合ってくれないですか?』


『ああ、いいぞ』



なんだろ?神童先輩のときみたいに笑顔を向けて欲しかった。ただそれだけなのに何だか面倒くさそうな霧野先輩を見てそんなに神童先輩がいいのかとか変な被害妄想を考えてしまう。



『霧野先輩っ』


パスをしてる途中にもやはり神童先輩と自分を比べてしまい苛立ちを押さえきれなく成ってきた。あの人と何がどう違うのかも全くわからない。そんな苛立ちをボールに込めてしまった。ボールが霧野先輩を通り越して神童先輩に直撃してしまった。
自分的には少々強く蹴っただけなのに。
言い訳を言う暇もなく霧野先輩が駆け寄っていった。




『神童!大丈夫か。しっかりしろ』



と必死で呼びかけるも反応がなく監督によって病院に運ばれていった。重苦しい空気の中グラウンドには霧野先輩と二人きりだ。沈黙を破るように霧野先輩が喋った。



『なんで神童がいる方に蹴ったんだ?神童がいることも確認しないでなんで…狩屋、お前は本当に最低な奴だな』


それには思わず言い返してしまった。


『ぼーっと突っ立ってる神童先輩が悪いじゃないですか?ボールが自分の方に来ることも築かないんじゃあダメですね』



わなわな霧野先輩が震えている。別に怒らせたかった訳じゃなかった。ただ霧野先輩が好きなだけなのに…。



『もういい。お前には本当失望した』


『はは、ならもっと失望しますか?』


『えっ、なんだなんか言ったか』



霧野先輩がそう答えた瞬間手を掴んで部室に連れて行った。もうどうにでもなればいい。どうせ叶わないならせめて…とまたマイナス思考に考えていた。



『ははなせ、狩屋は何がしたいんだ』


暴れる霧野先輩に本音を少し打ち明けてみた。これが本当の気持ちだ。


『何って、そんなの俺の頭は霧野先輩とすることでいっぱいいっぱいですよ』


『おまえ、なに言って…』



霧野先輩のの口を塞いだ。ああ言えばこう言う。だから少し黙って貰う為に深く長いキスをした。わざと息を吸わせないように。


『んん、ふうんーん ん』


苦しそうな声を出しているので口を離すと、ぷはっと音を立てて息を吸う霧野先輩が可愛くて仕方がなかった。少しピンク色に染まった頬が余計に理性を掻き乱していく。



『霧野先輩今から沢山苛めてあげますよ。覚悟してくださいね。』



『な、なにをする気だ。』




なにってあれしかないじゃん、と思いながら返事を返さず霧野先輩の服を脱がし始めた。小さくやめろと抵抗しているがそんなことどうでもいい。気になってることは一つだけ。霧野先輩のアレが大きく膨らんでいることだ。ズボンを脱がしてあげれば綺麗な色をしたモノが顔を出した。




『霧野先輩、もうヤバいことになってますね』





笑いながら霧野先輩のアレを扱き始める。まだ軽く動かしているだけなのに感度がよすぎる。




『かりやああ、もっやめて ふあああ』


『やめませんよ、これからもっともっと楽しくなるんですから。』



さっきより強く扱くと霧野先輩も同時に声が大きくなる。


『ね、え もっイっちゃうよお んあ』


『イかせてあげますよ、霧野先輩』




その言葉と同時にイってしまい霧野先輩は気を失ってしまった。流石に気を失った相手を犯す訳にはいかない。しょうがないが今日はお預けだ。それでもいい、こんだけ進歩したのだから。



『霧野先輩そろそろ築いてくださいよ』


と小さく呟き今日初めて霧野先輩にキスをした。







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あんまりエロくないかも…

うーん、マサ蘭書いてて
とても楽しいですね〜!

もうちょっとデレさせたい



今回も最後まで読んでくださった方
ありがとうございました!


2011.12.02




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