不鬼 オトナのオモチャ | ナノ



凍えるように冷たく冷めきった部屋の中には死体のように転がった鬼道がうつ伏せで倒れていた。鬼道はぴくりとも動かずただだらしなく唾を垂らしていた。


『だらしねえな。唾なんか垂らしてよ、でも鬼道クンにはその格好がお似合いだぜ』



嘲笑って顔を覗き込まれても全く動こうとしない。動いたらさっきよりも暴力を振るわれることはわかっていたからだ。声なんか出したら何をされるか分からない。



『鬼道クンシカトかよ?そろそろ俺も飽きてきたんだけど。』


そう言うと無抵抗な鬼道に対して思い切り腹部に蹴りを入れた。嗚咽混じりの悲鳴が冷たい部屋の中に響いた。


『不…動やめろ…うぅっふあ ごほっごほ っ』



口から血を吐きながらやっと出た言葉だった。その鬼道の口からでた血でまた覚醒したように鬼道を痛めつけ始めた。



『やっややめて…くれっ、ふどう ごほごほっ うえ っごほごほ』



『鬼道クンの綺麗な顔が傷だらけだな、その顔もっと見せろよ』



言われるがままどんどん顔が近づいていって不動の顔と鬼道の顔があと少しでくっ付きそうなくらい近くでまじまじ舐め回すように見られた。悲痛に歪んだ鬼道の顔をつまらなそうな顔で見つめた。



『なんかさ、鬼道クンの悲痛に満ちた顔も飽きてきたから次はどんな顔させようかな〜?って思ったんだけど』



不動の満面の笑みがとても怖くて嫌な予感がした。こういうときの嫌な予感は必ずといっていいほどよく当たる。不動を見上げるともう不動が上に乗っかって動けない状態だった。やはり予感は的中した。鬼道の大きくそそり立ったモノをズボンの上から触りだした。



『不動…や や やめろ 触るなやめろ うあぁ っひ ふあやあだあ…』



『触られて感じてる奴がなにぬかしてんの?鬼道クンのコレ、もうパンパンに膨らんでる。ズボンキツいだろ?脱がしてやるよ』



不動は鬼道のパンパンに堅くなってそそり立ったソレをキチキチのズボンから取り出し握り締め上下に動かし始めた。その行為で鬼道の悲鳴のような声が響いて余計に不動の手の動きを活発にした。



『鬼道クンいい声だすねえ、もっと聞かせろよ。それから顔も隠さないでよく見せろ』



『ふ っどお、ふあん やあ みないれえええ っ』



顔を見つめられたらせいで鬼道は恥ずかしくてイってしまった。精液がべっとりと不動の手や顔に飛び散っていた。不動は鬼道の髪の毛を掴み思い切り顔の近くに引き寄せて、舐めろ。と一言発した。躊躇う鬼道に苛立ちを覚えた。


『できねえって言うのか?』



『…ちが』



『できねえのか、役立たずはもういらねえよ。んじゃもういいわ』



それを聞いた鬼道は不動を帰らしたくなくて、ボロボロの体で不動を抱き締めて不動の顔を舐め始めた。


『かえっちゃやだよ、かえらないれえ、なんでも言うこと聞くからお願い』


必死で鬼道に止められて不動は体の動きを止めた。


『そんなに言うなら鬼道クンはずっと俺のオモチャになるっていえよ。なら帰らないぜ』



不動は満面の笑みで言った。鬼道はそれでもいいと言わんばかりに不動に縋りついていた。



『ずっと、不動のものでいるからずっとそばにいて』


『じゃあ決まりだな』


コクんと頷き鬼道は悪魔との契約を交わしてしまった。でもまだ鬼道は事の重大さに築いていなかった。







__________

訳の分からない話になって
しまいました、すいません…
鬼道さんいろいろと痛そう…
結局可哀想な?終わり方に
なってしまいました(汗

最後まで読んでいただいた方
ありがとうございました!








「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -