京倉 | ナノ






最近やっと先輩達と打ち解ける事
ができた。でもただ一人の先輩だけ
憎まれ口を叩くばかりだった。
そう倉間先輩だけは俺に心を開く
ばかりか、相当な嫌いようだった
挨拶しては無視されるわ、パス
回しても睨まれるわで結構扱いに
困っているのだ。

「倉間先輩、おはようございます」

当然のごとく返事はなく、ぎろっと
睨まれるだけ。なんならこれから、
挨拶しないどきましょうか。なんて
思いながら倉間先輩の後ろを歩く。

「ちっついてくんなよ」

そう言われても行く場所は一つしか
ないから仕方ない。朝から理不尽。
俺はすいませんと謝るしかなかった
はあ、なんで謝っているんだろうか
それから倉間先輩と一言も喋らず、
部室についた。着替えの時は一定の
距離を保つ。また何言われるか
解らないからな。そんな気遣いも、
どこかで覚えてしまったのだ。

「おい、剣城」
珍しく倉間先輩から名前を呼ばれた
「はい、なんすか?」
細心の注意を払って返事をした。
「俺はお前を認めないからな。
ちょっとみんなからちやほやされて
いい気になるなよ」
「…」

ブチっとどこかの血管が切れたよう
な気がした。倉間先輩をロッカーに
押し付けて、睨む。倉間先輩は、
おいおい、一応先輩だぞ?俺は。
それくらいも解らないのか?馬鹿な
ヤツ。とまだ憎まれ口を叩く。
とうとう我慢できなくなってきた
気がした。

「先輩こそ後輩虐めなんてたち悪い
ですよね?」
「虐めてねえよ。気にくわねえの」
「そんなの同じですよ」
「ふん、お前が悪いだろう。
それとも俺にちやほやされたいか?」
「そう言う訳じゃ…」
「ならしてやるよ!」

いきなり倉間先輩に押し倒された。
訳が分からないままユニフォームを
胸の上までずり上げられた。両腕は
倉間先輩の手で動かせない。あんな
に小さい体で意外と握力は強い。
そんなことに驚いていると、先輩の
顔が胸に近付く。乳首にかかる吐息
で身体がびくんと反応してしまう。
すると今度は先輩の舌が乳首を這う

「へえ、お前感度いいな」
こういう事に慣れているのか?そう
聞きたかったが頭がふわふわする。
何を言いたいのかも解らない。
「もう触って欲しいのか?乳首だけで
そこ、びんびんにさせて」
我に返るとズボンがキツい事に築く
違うと否定する事が出来なかった。
今からイかせてやるよ。とか何とか
言ってズボンから性器を取り出した
ぐちぐちいやらしい音を立てて、
どんどん大きく膨らんでゆく。先輩
の手と口が触れる度にイキそうだ。

「ふっ、嫌いな先輩にイかされる
なんて屈辱だな!」
「そ…んな憎まれ口…あっ」

喋る余裕もないくらいに早い律動で
手を動かす倉間先輩。挙げ句の果て
には、口で愛撫しだす始末。

「せんぱっおれっイクッ」
「口んなかだしてもいいぜ?」
「うあっあ」

思い切り倉間先輩の口の中に精液を
出してしまった。恥ずかしさの余り
顔を背ける。最低な事してしまった
それに今から練習が始まるのに…。
倉間先輩の口周りにも精液がついて
しまっている。口周りについている
精液をペロリと舐めた。先輩すいま
せん。本当は自分のなんて気持ち悪
くて到底そんなことできないが先輩
なので仕方ない。そう思って先輩の
口を舐め続けた。

「ふん、別にいい。」
「素直じゃないんだから…」
「うるせーな。」

何だか距離が縮んだ気がした。

「ほら練習行くぞ!ボケボケ
すんなよな」
「はい、今行きます」




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最後まで読んでくださった方、
ありがとうございます!

2012.08.04