買い物帰り
高「あ、いま疲れた」
銀「は?」
高「疲れた」
銀「お前いきなり疲れんのな」
高「うん、おぶって」
銀「ああ?何でそうなるんだよ」
高「疲れたから」
銀「お前世の中それでまがり通ると思うなよ。だいたいワガママもいい加減にしなさいよ。銀さん今コレ両手にお前の買ったモン全部持ってんだからな?おぶってやるけども」
高「早くしろよ」
銀「何でそんな偉そうなの?何者なの?ジャイアンの子孫なの?どっちか荷物持てよ」
高「ん」
銀「あ、やべコレ腰にくるわ。帰ったらマッサージな」
高「俺背中な」
銀「お前じゃねェェェ!!」
高「たく、こんなことでへばってんのかよ」
銀「それお前が言う?何もしてねェのに疲れておんぶしてもらってるお前が言う?」
高「土方はもっと逞しかったぞ」
銀「……は?土方が何だって?」
高「あ、いまお腹すいた」
銀「何で急なんだよ。で、土方が何だって?」
高「みねすてろーね食いたい」
銀「ミネストローネな。給食うまかったよな〜で、土方が何だって?」
高「…土方は荷物抱えながらおんぶして学校からダッシュで家帰った」
銀「何それ。浮気ですか?何でダッシュする必要があったんですか?つーか俺の方が体力も筋肉もありますが」
高「あいつだって結構筋肉あるぜ。お前と違って着痩せするし」
銀「やめてくんない?なに、お前もムチムチよりガリマッチョ派かよ。つか俺そんなにムチムチしてないしィ。…してないよね?」
高「何か汗でヌメヌメしてる」
銀「今俺の身体にどんだけ負担掛かってると思ってんの?嫌なら自分で歩け浮気者。いやこのままおぶるけども。マヨネーズ野郎に負けたくないからね」
高「下ろせベタベタして気持ち悪ィ」
銀「やだし。つかお前、土方と家帰ってその後どうしたんだよ?まさか押し倒されてそのままアンアンやってたんじゃねェだろうな」
高「俺がそんな奴に見えるか」
銀「見えるだろ、寧ろそうにしか見えないだろ。お前コレ本気でお仕置きだかんな。アレしてアレしながらアレしてもらうからな」
高「アレだけは勘弁しろよ」
銀「いやアレがアレでアレだから」
高「つか俺じゃねェし」
銀「あ?」
高「おんぶしてもらってたの退だし」
銀「……え、そうなの?」
高「バカ銀」
銀「いやいやいやお前が言ったんだろうが!」
高「俺とは言ってねェし」
銀「紛らわしいんだよ。あ、ハッハーンなるほどね」
高「なんだよ」
銀「おんぶが羨ましかったんだ?」
高「は?違ェし黙れ首締めんぞ」
銀「んぐ、モウシメテンジャンヤメテ」
高「ふん、ダッシュしたら許してやる」
銀「ム、ムリムリ…ぐっ」
高「土方は余裕でやってたなァ」
銀「……やってやろうじゃねェかァァ!!くそがァァァ!!」
(チョロい)
*ママー、ボクもあれやってー!みたいな晋ちゃん。
ちなみに土方が退をおぶったのは風邪引いてぶっ倒れたからだと思います。
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