わたしにはないものばかりを持っている そのくせ簡単に切り捨てる そんな人がわたしは好きだけど眩しくて妬ましかった。それは憧れや嫉妬や憎悪によく似た感情。
今でもわたしはよく身近のひと、つまりは友達に対してこの感情を抱いている。みんな ずるいんだ。隣に居るとどうしようもなく泣き喚いたり蹴り飛ばしたり罵倒したりしたくなるときもあるくらいに。でもそれ以上にわたしは わたしと一緒にいてくれるひとが好きなんだ。大切なんだ。大好きなんだ。だからいつまでたっても憎んでも憎みきれない やっぱり中途半端なわたし。ちなみにわたしの友達はこれがわたしの愛情表現なんだと認識しているらしい。全く、馬鹿なのかアホなのかお人好しなのか。とりあえずみんなとてもとても優しい。でも大好きな人の隣でこんなにも欲にまみれた汚い感情をぐるぐると抱いていて、たまにそれに飲み込まれてしまってわたしは闇雲に傷つけてしまうことがあるから、こんな嫉妬や妬みばかりの自分がとてもキライだし こんなわたしはあんな素敵な人の隣にいてもいいのかな、なんて思う。

(わたしにとっての友達ってそういう存在で これはわたしがこのサイトを通して知り合ったひとにも共通してることでもあったりしなかったりしない。どこか心の隅っこで恨めしく思いながらも今日も今日とて皆さまが大好きなのでした ちゃんちゃん。)


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テーマ「人外ファンタジー」
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