わたしには夢がない。はやく見つけなきゃと思う。けれど見つけられない。自分で決めることなんだけど わたしは非凡ではないから夢を実現するには努力は絶対に必要。でも努力って疲れるし面倒だからできれば最小限しかやりたくない、わたしはなんていう考えです。こんな中途半端だからひとつのことに向かって行けないんだ。途中で他のことに興味を惹かれて投げ出してしまう いつも長続きしない。わたしが一番長続きしたのはピアノで10年くらいやっていた。いまはもうやっていない それにたのしかったのは本当に最初の僅かな期間だけで後のほうはピアノがキライになっていたし 毎週のレッスンがとても億劫だったことをよく覚えている。やめたとき先生はすごくもったいないと言っていたけれどわたしはちっとも思わなかったしやめることができて晴れやかな気分だった。でもいまはやめたことをすごくすごく後悔している。先生の言う通りだったといまのわたしならわかるけれど当時のわたしは今以上に甘ったれで幼稚だったからわかるはずもない。思えば、唯一の続いていたことという柵をなくしてからわたしは道を踏み外していったのかもしれない。髪の毛を脱色して 学校には行かずに遊んでいたし その他にもいろいろとやらかした。たくさんたのしかったけれどたくさん後悔もしている。たくさんの後ろめたいことがあって でも自分がやったことだから後悔してもしきれない 後悔はいつになっても拭いきれないね。いろいろとやらかしたことについての後悔はたのしかったことが塗り潰してくれるけれど、自分で自分のことを落ちぶれさせたことついてはどうしようもない。こんなわたしでは夢を見つけたところで叶えることもできないんだろうなあと思う。でも完全に諦めたわけじゃないからたちが悪い。


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