この映画を観て、わかったのは甲太たちもわたしと同じようにそれなりに楽しく学校行ってそれなりにバイトして稼いで遊んで、そんな毎日になにかちがうなにか足りないと思っていたということ。スタートラインはわたしと何ら変わらなかった。同じだったんだ。

甲太たちは偶然、ほんとうにひょんなことできっかけを掴んだ。最初は軽い気持ちだった。でもだんだん本気になった。けれど何回も挫折したし、バラバラになって何回も諦めかけた。でも。側には支えてくれるひとがいた。笑ってくれるひとがいた。僕たちは世界を変えることはできない。だから、みんなで笑顔をつくった。

自己満だって偽善だって言われるのなら、やらないほうがいい?そんなはずはない。甲太たちはあんなにもキラキラしていたいた。子どもたちはあんなにもキラキラしていた。それにくらべてわたしはどうだ。なにもしてないだろう?キラキラしてもないだろう? あなたはどう?


社会や世間は自己満足や偽善をとても嫌う。だって世界は変わらないから。結局は全部ぜんぶ自分のためになってしまうから。でもそれがなんだって言うんだ。泉谷しげるが一日一偽善をするように、なんでもなにかを始めるには自己満足でも偽善でもやらなきゃ何も始まらないんだ。

生まれたところや皮膚や目の色で

一体この僕の何がわかるというのだろう


それに。一番良くないのは無知じゃなくて無関心だってゴッチが言ってた。


こんなはずじゃなかっただろう
歴史が僕を問い詰める

眩しいほど 青い空の真下で


最初から最後まで学ぶものがたくさんたくさんあった。ぜったいまた観に行こう。


青空/THE BLUE HEARTS
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