朝に、「ちこくちこく〜う」と言いながら食パンを口に加えながら学校へ走って行くとちゅうで角を曲がったところで勢いよく誰かにぶつかりその反動でころんでしまったがそのぶつかった相手が超絶のイケメンで「だいじょうぶ?」とやさしく声をかけて手を差し伸べてくださりわたしを起きあがらせてくださってきゅんってしちゃったりしたらいいのになぁ、
しかし。遺憾ながらそんなことは起こりうるわけないのですよ、じぶんをよく見てみなさい。鏡の前に立ってしまえばいままでいちばん見えなかった見ようとしなかった人物が見えてくるのですが、それが異様に残念に感じるのです。きっと。さみしいのでしょう、わたしは、頭で作り上げたあれらはわたしではないし彼らでもないし彼女らでもない。あれらは存在しないのだということに、どうしようもなく落胆してしまって、ほんとうに馬鹿な女。

本日もふつうな遅刻をしてお昼に登校。残暑がきびしい。毎日午後ティーミルクを2本買ってゆくのだ。



夢想だにしない

9月7日 水曜日



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