昼間、万事屋の3人でテレビを見ていた。 いつものように依頼はなく、3人好き勝手にしていたが、いつの間にか何となくソファーに集まって、それにいち早く気付いた新八は皆にお茶を出した。 「何か食いもんねーの?」 と銀時が言えば、あーそう言えばと高級そうな和菓子を持ってきた。 「どーしたアルか?こんな高級なお菓子」 いいながらも高級和菓子は既に神楽の口の中に入っている。 「昨日姉上が職場から持って帰ってきたんです。なんかお客さんから貰ったとかで」 ふーん客ってゴリラじゃねぇの?と銀時も口に入れた。 「うめぇな」 「本当アル。たまには役に立つネ、ダメガネも」 「たまにって何だよ!もう持ってこねーからな!」 ぷんぷんと怒りながら、新八もお菓子を口に入れる。 「あ、本当美味しい」 思わず神楽を見た。 神楽もそんな新八を見て可笑しそうに笑う。 なーに笑い合ってんだ、こいつら。 ホントにガキだね。 二人を見ながらそう思った銀時だが、口元は緩んでいて。 「何こっち見てにやにやしてるアルか。キモいアル」 「わ、本当だ…僕ら見て笑ってるよあの人」 子供達の蔑みの視線を受け、銀時は大人げなく文句を言うが、 「ハイハイ、今から再放送の心霊特集あるみたいですよ」 新八の言葉にギクリとした銀時に、神楽は言う。 「怖いとか言わないよネ、銀ちゃん?」 「お、おう!別にそんなん怖くねーしィ?ただのスタンドだしィ?」 言う割に汗が尋常じゃない。 新八は怖いならやめましょう、と言ったが銀時はそれを止めた。 神楽はそんな銀時を見て、意味ありげにニヤリと笑う。 そして、心霊特集が終わるとこう言い捨てた。 「言うの忘れてたけど、今日姐御のとこに泊まり行くアル」 「僕も今日は帰りますから。お通ちゃんのファンクラブの奴らと応援の練習するんです。」 「ま、まじで?」 顔を引き攣らせながら言うが、二人がコクンと頷いたのを見て、愕然とした。 ちょっと待ってェェェェー! 銀時の絶望した声を響かせながら、万事屋の一日が過ぎていくのだった。 . ************* いみわからん(^O^)/ ほのぼのでもなんでもない。 けど続くのだ^^ 例えばこんな日常も |