『HAYATO』
トキヤはずっとまぁさまの力になりたいと思ってた。
それでアレをピラメくんだけど、別に夫婦生活みたいな形にする必要は全然なかったわけです。
それはもちろんトキヤも十分わかってたんだけど。そこをなんとか言いくるめて。ちょっと尤もらしく聞こえる言い訳とか言って。
で、夫婦生活(仮)が始まるんですが、
トキヤとしては。
目の前に、というか毎朝毎晩、まぁさまと一緒なわけです。
心底惚れ抜いてるひとが。
だからはじめのうちは押し倒しちゃいたいんだ-SHODOH-に何度も駆られて
その度我慢我慢してたけど、ある日を境に落ち着く。
一緒にいられるだけで幸せなんだと。
なんでかというと、
HAYATOが生れたから。
トキヤが心の内に溜めに溜めたそういうものの捌け口?のようなもの。
あなたが思っている程、私は紳士ではないのですよ・・・
の、紳士ではない部分。
トキヤのときに我慢しているものがHAYATOのときに昇華されるから、トキヤ自体は落ち着く。
レンくんは二人がなんちゃって夫婦なことに薄々勘付いてるのです。
感情とかに敏感な子なので。
「お前さんたちの間に何があるのか。話したくないのなら俺も深く言及しようなんざ思わないけれどねうんたらかんたら」
二人のことを親として尊敬してるからこそイライラする。
HAYATOのこともなんとなくわかってるからわざと時々トキヤにお酒飲ませる。
本人知らないからケロリとしてるけど、
ちゃんと昇華させてあげないとHAYATO生まれた意味ないから。
TOP|
back