「私のことはなんでもお見通しなんですね」 「当たり前だ。これだけ長い時間を共にしたのだから、わからないことの方が少なくなるだろう」 「そうですね。私も、あなたのことならば誰にも負けない自信があります。互いが互いを深く理解し合えている関係……とても、幸せなことですね」 「そうだな。お前と一緒でなければこんは幸せには出会えなかったと思う。本当にお前には感謝してもしきれん。ありがとう、トキヤ」 「お礼を言うのは私のほうです。こんなにも理解し合えるほど私の傍に居てくれて……私に、最高の幸せを与えてくれてありがとうございます。愛しています、真斗さん。心から……」 「はいはいそこまで。いたいけな子供達が見てるんだから、ちょっとは自重して欲しいものだねぇ。ま、この続きはあっちの個室(寝室)で思う存分二人だけで楽しんできなよ」 「いや俺もう高3だし音也にいたっては大学生なんだからもうさすがにいたいけとか、ねーだろ。……まあ、親のイチャイチャとか好んで見てーもんじゃあねーのは確かだけど」 「おや、いつの間にそんなに大きくなったんだいおチビちゃん。全然気がつかなかったよ。俺にとっては二人ともいつまでもかわいいかわいい弟だからね、教育に悪いものは極力見せたくないんだ。だからほら、行った行った」 「うわ押すなっての! っつーかんなかわいいかわいい言うなら弟の成長くらいちゃんと見とけよ!! あと俺から言わせりゃお前だってだいぶ教育に悪い存在だからな!?」 「はいはい、細かいことを気にしてると大きくなれないよおチビちゃん」 「んなことねーよ! 今朝測ったらまた少し身長伸びてたかんな!! ……れ、0.3cm!!」 お父さんと末っ子→麻倉 お母さんと次男→友人 すぐ下の長男三男と同時進行だった 温度差が |