「貴様でパンと卵を用意すると言うなら作ってやらんこともないが」


「食べます! 食べたいです! カミュのフレンチトーストは真斗にも負けないくらい美味しい!」


「ふん、愚民などと同列にするな馬鹿猫が…………と、言いたいところだがまあ、奴の腕には俺も一目置いている。だがその道を極める者として、貴様に奴など足許にも及ばない至高のフレンチトーストというものを味わわせてやる」


「む。ワタシはバカじゃないし、今のワタシは猫じゃない」


「人の姿に化けていようが元が猫であることに変わりはなかろうが愚か者。貴様のような愚猫にわざわざ作ってやろうというのだから精々ありがたく思うのだな」


「……カミュの作るスイーツは好きですが、カミュはキライです」











パティシエ→麻倉
先生→友人


ひまを持てあましたパティシエのデレ
だがしかしパティシエわからなすぎて探りさぐり……






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