「そうですか……こんなにも想っているというのに……まだ、足りなかったようですね。それではこれからはもっと、あなたにもしっかり理解していただけるようはっきりと、愛を囁くことにしましょう」



「そうだな。まだ足りない……だから、お前の言葉で俺に教えてほしい。お前の、愛を」



「おいそれ以上はよそでやれよ、音也いんだから。あとでレンのやつに怒られたくねー」



「どうした翔。ただの言葉遊びみたいなものではないか。なにもお互い本気なわけではないのだから、そんなに嫌そうな顔をするな」



「えっ」



「ん、どうした? 何か変なことでも言ったか?」



「あっ……ぃ、いいえ、なんでもありません。…………時間も時間ですし、私は本気だったのですが…………はあ…………」



「そうか、ならいいが。何か言いたいことがあるなら言ってくれて良いんだぞ。……と、もうこんな時間か。では俺は明日に備えてもう寝る。お前たちもあまり夜更かしはするなよ」



「………………親父、どんまい」



「…慰めはいりません。余計に惨めになるだけですから……。ほら、真斗さんも言っていたようにあなたたちも早く寝なさい。私は書斎に用事があるので先に行きますが、片付け電気などよろしく頼みますよ」



「へーい」










お父さん(前半)と末っ子→麻倉
お母さんとお父さん(後半)→友人






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