〜こたつがしまわれてしまいました〜 「ワタシの聖域が……(しゅん」 「では俺のところへ来い」 「まいぷりんせす…! よろこんで!!」 「 ……鬼の居ぬ間になんとやらってヤツだな」 「だねぇ。先生、お袋の懐の中で随分とぬくぬく気持ちよさげな顔をしてるよ。とりあえず、写真におさめておこうかな」 「あぁほんとだ。あいつお袋のことほんとに好きだよなぁ………って、おい。撮った写真親父にだけは送るなよ」 「え? もう送っちゃったけど。だめだったかい?」 「早っ! 鬼の居ぬ間の意味!! なんで送ったんだよ! 帰ってきたら超めんどくさいことになんのが目に見えてんじゃねーか!!」 「…あ。ダディからもう返信が。『すぐに帰宅します』だってさ」 「早っ!! ってか仕事大丈夫なのかよ!! と、とりあえず、あれやめさせた方がいいよな! 写真で見るのと直視するのじゃショックが違うから、いますぐやめさせた方がいいよな!」 「そうだねぇ。確かに、あのままじゃいつまでたっても夕飯にありつけなさそうだ。ほら先生、俺のほうがあったかいからこっちにおいで」 「夕飯の心配かよ…まぁいいや お袋ー、今レンのケータイに親父帰ってくるって連絡あったから夕飯の準備はじめた方がいいぜー」 「む、もうそんな時間か。レンの携帯にということはおそらくいつもより早く帰ってくるな。急がねば……」 先生と次男と母(後)→麻倉 母(先)と末っ子→友人 次男の携帯にお父さんから帰宅メールが送られてくるのは 次男がおなかすいたから早く帰ってきて的なメールを送ってるからなんだとおもってるお母さん |