「なんでい旦那、もしかして俺のこと忘れちまったんですかい?」


「あぁぁぁぁあああああっ!! 総一郎くんんんんんんん!!! いや、忘れてない。忘れてないよ。忘れてないけどほら、なんてーの? アレだよアレ。大人の事情ってやつ? 」


「俺の名前は総悟でさぁ。ていうかマジで忘れてやしたね? あーあひでぇや、俺の繊細な硝子細工のハートがズタズタですぜ。こいつぁ、どうやってオトシマエつけて貰いやしょうかねい…」


「いや! だから違うからね! 心の友と書いて心友の総一郎くんのことを忘れるわけないからね! ただほら、なんてーの? ……大人の事情? つーか、それ自分で言っちゃう? そんな強靭なハートを持ちながら、それ自分で言っちゃう? ガラスのハートとか今時のアイドルでも言わないよ?」


「心友だかアイウォンチューだか知りやせんがひとの名前平気でまちがえてなおかつ訂正してもてんで聴いちゃいねぇお人の言うことなんて信じらんねぇや。 そもそも大人の事情ってなぁ一体全体なんだってんでさぁ」


「あれ? アイウォンチューとは言ってないよね? それ君の中の人がアイドルの時にいう奴だよね? 青ぱっつんの美しい人妻アイドルだよね? つーか、な、何言ってんの。総一郎くんは俺の中でただ一人の総一郎くんだゼ!! えーっと、だから大人の事情はぁ……総一郎くんにはまだ早いかな! 銀さんみたいにダンディでロマンスグレーなイケてるおにいさまになったら教えてあげるよ」






おきたくん→麻倉
銀さん→友人

〜この口調だれだっけ〜

セリフなっげぇ






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