蛇足解説



・夢主の傾向。

 前世であまり家庭内で重要視されていなかったこともあり、自分は脇役にもなれないような存在だと思っていた。

 転生した先では「片親では大変だろう」と言う親切心を発揮したつもりだったが、思っていた以上にその親が繊細に出来ており、母親を自殺に追い込んでしまう。母親の自殺方法がまるでアニメや漫画のキャラクターの悲しい過去みたいだと感じる。まるで物語のキーマンになったかのようだ、と。そして花京院との出会いから、花京院の立場になり変われば皆幸せじゃないかと打算的で自分だけが幸せな道を考えつく。

 『主人公格になりたい(人に興味を持たれたい)』という望みを叶えるスタンド能力【チェンジリング】(入れ代わり・成り代わり・立場交換と言える)が発現する。「典明が死ななかったら典明の両親も承太郎も嬉しいよね。それに自分も主人公格になった気分が味わえるよね」。本人にとっては三方一両得な行為であるが、周囲からすれば崇高な自己犠牲に見える。

 花京院絶叫そして発狂。


 ジョルジョはあまりジョースターの血が混じっていない。ミス汐華の胎内でDIOの遺伝子が潜伏する間に、遺伝子内の「人間」らしい部分がほぼ死滅。首筋に星があることはあるがその程度でしかない。吸血鬼としての特徴が強く出たため日光は苦手(とても痛い)だし昼夜逆転だし力も強い。実はDIO様の第二の体候補だったりしたのでハイスペック。

 スタンド能力はまだ話として書いてないけど、肉体の影響を受けて転生後から変化した。ジョジョファンの皆さまごめんなさいスタンド名「VOODOO KINGDOM」。三部・五部の悪役(主にボス)の能力をそのまま使用することができる酷い悪役仕様。スタンドが基本的に取ってる姿はどう見ても黒く塗りつぶされたDIO様。目だけが爛々と赤い。ラッシュは無駄無駄ラッシュ。


・夢主の名前について

 ジョルノは太陽、ジョルジョは農夫の意味を持つ。ギリシャ語のゲオルギウス(大地を耕す人=農夫)がイタリア名になるとジョルジョ。だから日本名は大地となる。

 ジョルノ(太陽)がおらず独りでいるジョルジョ(農夫)=太陽の無い場所で土を耕す農夫/ジョルノがいないとジョルジョが闇落ちする。ヒロ二度では承太郎が前者っぽいことを考えてる。


・タイトルの説明など。

「どうして消えてしまったの。ねえ、Siren」

 どうして消えてしまったの:消えて=死んで

 Siren:警報→死の警告をする存在→原作を知っている夢主/セイレーン=人を死に至らしめる存在→原作

⇒どうして原作が変わってしまったの/どうして夢主は死んでしまったの


「ヒロイックファンタジーは二度いらない」

 ヒロイックファンタジー:英雄譚=夢主の行為

 二度いらない:十字軍メンバーからすれば「二度目の犠牲」になってしまう夢主の未来に対する悲しみや悔しさ/夢主にとっては「今度は悪役だからヒロイックじゃない」


「見つけたよ新たなストーリー」

 新たなストーリー:夢主にとって「生命の発露」を行う未来図


「知ってるかいゴッドファーザー」

 ゴッドファーザー:マフィアのボス=ジョルノ/天国へ行こうとしていたDIO本人


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