あとがき

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　二十五日に映画を見て、それから衝動的に書き始めたからプロットなんて微妙の一言に尽きた。ただ、雪のように人間になれなかった女の子を書いてみようと思った。人間になれない＝おおかみとしての精神が強い＝おおかみ人間に育てられた、という脳内爆発が起きた。

　本当はもっと書こうと思った裏設定があったけど、書く前に終わった。たとえばお爺ちゃんの遺産についてとか、お母さんとの和解とか、韮崎のお爺ちゃんが何故三人に収穫を手伝わせたかとか。でも、この話に後日談はいらないと思う。孤独な立場の二匹が出会って家族になった。それだけ。 それと、これが二次創作なのにほとんど雨や花が出てこないのは、彼らの視点で書くと単に「突然現れたおおかみおんなと雨がくっついた」だけの話だし。 それに書きたいのは女の子だし。

　雨の名前はわざと書かなかった。お互いに名乗る暇がなかったのも理由だけど、名前を呼ぶ必要もなかった。だって、お互いの相手は一人しかいないんだから。




　青年ver.雨の話、増えろ〜……。


8/8
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