短いひきこもり編
ナルトが私の世話係から外れた後、盛大に泣きわめいて部屋に引きこもった。そりゃお爺ちゃんは忍者かもしれないけど、そこまでデリカシーのない人間じゃないだろうから数日は放っておいてくれるだろうと思って。とりあえずナルトが私の世話係に復活するまでお爺ちゃん許さないからね。
「木の葉よ、木の葉! 出てきとくれ」
「やー、なの!」
そりゃさ、ナルトが私に四六時中くっ付いておくわけにはいかないだろうけどさ。
「木の葉のお兄ちゃんはの、木の葉が嫌いで離れたわけじゃないんじゃ。分ってくれ」
「や!」
「木の葉ぁぁぁ」
お爺ちゃんが泣き崩れる音がする。どうでも良い。
「これからもずっと木の葉とあのお兄ちゃんが仲が良かったら、木の葉に危険が及ぶかもしれん。そう言うてお兄ちゃんは木の葉とバイバイしたんじゃ、分ってくれ」
幼児にそんな言い訳通じるわけないでしょ。――と言っても、私はただの幼児じゃないから通じるんだけど。つまり、暗部と知り合いだって分ったら人質にされたりして危険だから、成長したら覚えてないくらいの年齢の時に別れさせたってこと? それなら強くなったら、私が強くなったらナルトとまた一緒にいられるってことかな。じゃあ私強くなる。強くなってナルトを探すんだ。
「おじーちゃん」
「おお、出てきてくれたのか木の葉!」
「おじーちゃん、木の葉、ご本読みたい」
まずは知識から蓄えよう。待っててねナルト!
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先ずは別れたすぐ。強くなれば会えると考えた夢主が頑張り始めました^^ 04/19.2010
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