輝々
夏から始める濃い日記

Bの自滅――というか、暴走




〜夏から始める濃い日記〜

 ああ、先輩みたいな野獣に育てられるなんてレイノちゃんも可哀想に。僕がパパになった暁には――そうですね、先ずマダム・マルキンの店に行きましょうか。どうせ金はあるんですし、店ごと買い取るというのも手ですね。可愛いレイノちゃんを糞餓鬼共の目に晒すなんて気が狂いそうなので、それが良いでしょうかね。

 次は、レイノちゃんは本が好きですし、フローリッシュ&ブロッツに行くのはどうでしょう? ノクターンの方が種類は揃ってるんですが、あんな無法地帯にレイノちゃんを連れて行きでもしたらすぐ幼女趣味の変態に誘拐されてしまうでしょうから却下ですね。

 そろそろ疲れてくる頃でしょうし、最後はアイスクリームパーラーにでも入ってレイノちゃんが食べるのを鑑賞しましょう。想像するだけで可愛いですね! 僕の希望としては棒付きのミルクアイスを食べて欲しいです。ええ、想像するだけで可愛いですよねっ!!

 家に帰ってレイノちゃん手作りの夕食をいただいたら、寝ましょう。もちろん同じベッドで。たとえ別のベットだったとしても、一人じゃ寂しくて寝れない、とか言いながらベッドに潜り込まれたら神に感謝しますね、ジーザスクライスト!












 数日前。セブルス・スネイプは娘を渡せとうるさい男に、それなら自分がレイノの父親になった場合どうするか・どうしたいかを書いてみろ、と言った。そして送られてきたのがコレである。


「『――byS・S』と。フム、こんなものか」


 返事の手紙を封筒に入れ、蝋で封印した。仕事を待っていた梟にそれを銜えさせる。






 性犯罪者には娘は渡せん。byS・S。

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