輝々ああ、終わってしまう!
いつの間にかセブルスが空気。
夢「ああ、終わってしまう、終わってしまう……カムバックハロウィン!」
リ「ちょっと鈴緒、君いつもはハロウィン死ねって言ってるのに」
夢「愉快で楽しいハロウィンが、悪戯しまくっても怒られないハロウィンが終わるだなんて、私は信じないぞ!」
リ「諦めてクリスマスを待ったら?」
夢「バカ!」
リ「な、何で殴られなきゃいけないのさ?!」
夢「私の心の痛みだ!」
リ「理不尽!」
夢「まあ、それはもう置いといて。ハロウィン、あと一時間しかないよ。どうしよう」
リ「どうするもこうするも、終わるのは仕方ないよ」
夢「ええい、そういう現実的な話は聞きたくない! 私は何も聞かなかった!」
リ「無意味な反抗だね」
夢「反抗――の、スザ……チッ。ネタの通じない奴に言っても虚しいばっかりだ」
リ「この場所で僕、君に貶されてばかりな気がするよ」
夢「良いんだよ。あんたはそういうキャラ付けなんだから」
リ「本当に僕の人権どこに行ったのかな」
夢「冥王星あたり」
リ「遠いね……僕はもう泣きそうだよ」
夢「リドルは私に貶されて罵られるのが運命なんだゼ☆」
リ「そんな運命いらない。欲しくない」
夢「反逆して良いのはルルーシュだけだから却下」
リ「ルルーシュって誰さ?!」
夢「神聖ブリタニア帝国第十一皇子」
リ「ブリタニアって、どこだい?」
夢「……妄想の彼方」
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