輝々良いよ良いよ、こっち向いて!
「サービスしなかったら悪戯するぞ」
お菓子を欲しいとは言わないレイノにドラコは困ってしまった。レイノはお菓子が嫌いなのか食べないから、一体何をすれば喜ぶのやら分らない。
「レイノ、僕は何をすれば良いんだい……? サービスと言われても、すぐには思いつかない」
ポケットには配るためのクッキーが入っているけれど、これを上げてもレイノは喜ばないだろう。
「じゃあ――デコ広げて」
「――――は?」
薬ならある、大丈夫、効果は今日だけだから! と嬉しそうに薬瓶を振りまわすレイノ。
それはサービスじゃなくて悪戯だ。それも悪質な。
必死に嫌がるドラコにレイノはその脱毛薬を飲ませることに成功し、泣いて逃げ惑う彼の写真を撮りまくったという。
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