輝々
七夕記念企画小話

ALL会話文。グダグダでもOK?




















レイノ「短冊に何を書くか? 決まってんじゃん『ジジイ死ねば良いのに』」

シリウス「いやいやいやそれはヤベーって! もっと平和な内容にしようぜ?」

レイ「ジジイ死ねば良いのにー♪」

シリ「七夕の目的はラブアンドピースだ!」

レイ「ならシリウスは何て書くのさ?」

シリ「オレは――恥ずかしいから駄目だ」

レイ「おいおいシリウス君よォ、それはないんじゃね? 等価交換って知ってますヨネー?」

シリ「どこのヤーさんだよ……って、まあそうなんだけどな。これは見せらんねーよっ」

レイ「どうせ笹に吊るしちまえば同じことよヨホホホホ! 見せたまえ、さあ!」

シリ「あっ! 手癖わりーぞ!」

レイ「なになに『セブルスとの間に子供が欲しい』――養子をとることをお勧めする。テラ不毛な願いだよコレは」

シリ「分ってんよ。でも仕方ないだろ? オレは元々女で、好きな相手との間に子供が欲しいって思っちまうんだよ」

シェーマス「オレは別に……男になったんだから男として女性と付き合えば良いと思うんだが」

シリ「オレの心はあくまでノーマルなんだよ!!」

シェ「つまりオレは肉体的にノーマルということか」

レイ「どっちとも、ノーマルと表現するには問題が大有りだと思うよ」

シリ「でもオレは……セブとっ……!」

優歌「あーなーたーのゆーめーを、かーなーえーまーしょー」

レイ「うわぁ何か出た!」

優歌「皆の心と体を守る正義の味方、優歌お姉さんですよ」

シリ「オカマ……?!」

優歌「女だよ!!」

シェ「心が?」

優歌「体も!」

シリ「えっと、何かゴメン」

シェ「なんだ、同類かと思ったんだが」

優歌「閑話休題(魔法の呪文)! 今回私はシリウスの願いを叶えるために、織姫と彦星にパシら――遣わされた愛の使徒だよ!」

レイ「セカンドインパクト的な」

シェ「それは使徒違い」

レイ「人間の漁師にしてあげよう的な」

シェ「それも使徒違い」

優歌「話が進まない……!」

シリ「二人は放置することにして、どういうことなんだ?! オレはセブとの間に子供を作れるのか?!」

レイ「不思議なお薬ですね分ります」

シェ「試験管ベビーですね分ります」

優歌「ふふ、不思議なお薬でも試験管でもないのだよ! このミラクルステッキを一振りすればあら不思議、シリウス君は妊娠しちゃうのだ!」

レイ「受胎告知的な。乙女よ、神の霊が貴女に下った……!」

シェ「ミカエルにでもなったつもりなんだろうな」

優歌「貴様ら黙れよ」

シリ「二人はどうでも良いんだ! さあ、そのミラクルステッキを振ってくれ!」

レイ「奥さま聞きまして?」

シェ「ええ、ブラック家の坊ちゃんってばグレちゃって、昔はあんなに可愛かったのに」

レイ「今はもう」

シェ「見るも無残」

レイ「ぽにょ、シェーマス、好き」

シェ「有難う」

シリ「黙れよお前ら」

優歌「後悔しないね?」

シリ「しねーよ!」

優歌「本当に?」

シリ「ああ!」

優歌「本当の本当に?」

シリ「しねーって」

優歌「本当の本当の本当に?」

シリ「不安を煽るの止めてくれよ」

優歌「なら――古今東西!」

レイ「まさか……ハ○グゥネタが来るとは!」

シェ「ハ○グゥ? こんなネタあったか?」

レイ「あったあった、ムキムキマッチョのステッキ氏をグゥが振り回すの」

シェ「そんなのあったか?――ジャングルはいつもハ○のちグゥだよな?」

レイ「それは前シリーズ」

シェ「新シリーズなんてあったんだな」

レイ「あったのよ」

シリ「これが……オレとセブの子供……?」

優歌「そうだよ! さあ、セブに会わせておいでよ。効果は一日しかもたないから」

シリ「……は?」

優歌「いや、だから今日だけだよ」

シリ「だから、は?」

優歌「赤ん坊と会えるのは一年に一度までなんだよ」

シリ「そんなの意味ねーし」

優歌「大丈夫大丈夫、一年って意外と速いから」

シリ「ナマ言ってんじゃねーよこのクソが。死にたいの? ねえ死にたいの?」

優歌「ああ痛い痛い痛い! だから聞いたでしょ、本当に良いのかって」

シリ「こんなの聞いてねーよ」

優歌「だって言わなかったもん」

シリ「本気でお前死ねよ」

優歌「文句は消費者サービスセンターまで」

シリ「本人が目の前にいるのに何で電話する必要があるのかお聞かせ願いたいんだが」

優歌「私は末端、センターは中央。OK? ぶっちゃけ、私、ただのパシ――お遣いだし」

レイ「パシリと聞こえました先生」

シェ「空耳ではないと思うぞ」

レイ「ですよねー」

シリ「何このグダグダ加減」

優歌「ほら、作者が試験中で脳みそポーン☆ してるから」

レイ「仕方ないよ、試験中だもの」

シリ「なら勉強しろよ」

シェ「時には息抜きも必要だということだ」

シリ「息抜きと言うレベルを越えた文字数だろコレ」

レイ「仕方ないよ、疲れてるんだもん」

シリ「なら休めよ」

優歌「疲れている時ほど何か他のことに思考を切り替えたくなるのよ」

シリ「さようか」

レイ「さようだ」











重いような軽いような、七夕記念小話。

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