三本足の天使



 ぬら孫の鳥居夏実成り代わり。そういえば彼女の名前がキマりすぎだと思い至って笑ってしまった。鳥居に菜摘(漢字違い)って縁起が良すぎないか。

 妖怪ではなく神の遣い。三本足で鳥居といえば分かる人が二人に一人はいるはず。本人に自覚はない。かなり神聖な存在であるため、逆に、堕落すると羽衣狐よりも質が悪い妖怪と化すのでお気をつけ下さい。いつもは烏天狗が街中の烏を率いているが、鳥居主が命じれば烏だけでなく全ての鳥が彼女に従う。だが命令すること自体思い付かないためそれが実行される日は遠い。

 千羽さまはある意味同僚だが、鳥居主が社長秘書とすれば千羽さまは課長……げに悲しきは身分差。鳥居主は原作通り進めようと頑張っているが、本人がアレな時点で既に原作は崩壊している。ちょっとばかり考えの足りないアホの子だが愛嬌があるので許されている――本人に自覚はない。

 鳥居主の先代が亡くなってから二千年以上が過ぎているため時空を越えてお仕事に遣わされることがある。初代や二代目フラグがたったよ!

 鳥居主は時代の変わり目に次代の担い手や勝利者に対して神様からのお言葉を伝えるだけがお仕事というメッセンジャーガール。それ以外に仕事といえば『なんか神々しくあること』。基本的に暇な立場。鳥居主を故意に傷付けると、勝利の運命を持っていたとしてもそれを取り上げられる。つまり一番安全な身分。

 メッセージを渡す相手から『なんとなく離れてはいけない』という引力のようなものを感じるため、感に従って行動すれば大概の場合悪いことにはならない。初代編では羽衣な狐さんに誘拐されて「次代を祝福してくれ」と言われるものの羽衣狐死亡。自動的に再生されるメッセージを伝えてお仕事は完了。



 こんなのは駄目だろうか?


2012/04/20
*前目次次#
Comments

× | ×
Write your NAME

Write a MESSAGE

When you send the message only for Chihiro, please check it↓



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -