毎日が二乗
気がつくと目の前にギルが「俺優しすぎるぜ!」とか哄笑しながら立っていた。どうやら気絶してたのを保護してくれたらしい。APHオタクとして確かめねばならぬと鏡を見れば、幼きルート氏が鏡の向こうに。しゃーんなろー!
原作ルートを崩さないように頑張りつつ、イタちゃんとエンカウント。鼻血を止めるのに必死。こう頼って来る相手って可愛いなとか思い始めて、もはやバイセクシャル化かと危ぶんだり。そしてついに日本との出会い。こんにちは、こんにちは、世界の、国から♪(時代が違う)
戦時中の四角四面な日本もイイ! とか思いつつ終戦。そして来る日本のオタク化。花開くオタ話、待ち望んだ仲間との邂逅、自然と縮まる心の距離、ついでに身体の距離。
真面目そうな顔をしているがためオタ話で盛り上がっているとは思われない二人。一報、ハミ子にされていじけるアメリカ。親友とまではいかないが仲の良い相手だと思っていたドイツが日本と凄く仲が良くて衝撃を受けるイギリス。蝶の様に飛び回るとドイツから生温かい視線を向けられて挙動不審になるフランス。お互いあまり会話をしないものの、出会ったら何故かロマーノのところに誘導されるスペイン……。イヤッフー!
以下、馬鹿な妄想を吐き出しますので見たくない人はここでプラウザバック。
「ドイツ、さん」
「ん、どうした日本」
「いえ……ドイツさんと一緒にいると、とても心臓がドキドキして」
「そ、そうか」
「これは俗に言う恋というものでしょうか?」
近付く体、ぴっとりと重なる影。
「もし、そうであるなら」
「であるなら?」
「オレは――嬉しい。好きだ、ずっと前から……日本」
「ドイツさんっ」
「日本!」
ふはははははははははははははははははは!
2010/07/20
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