Bleierne Herz〜春待月の蜻蛉〜



 現世で死んだ知識なし主が、幼いディオのいるロンドンへトリップする。しかし夢主が存在できるのは毎年十二月一日〜十二月三十一日まで。つまり1874年十二月三十一日の次の日が1875年の十二月一日になる。夢主は1874年十二月一日のロンドンにトリップ。始めは自分を幽霊だと思い込んでいたが、ディオと触れあえることで「あれ、私生きてる?」。

 幸福な王子とツバメの一セットでスタンド。シアーハートアタックみたいにツバメが独立して動ける。夢主が何かしらを他人(ディオとか)に善意で渡す度に、王子からルビーの装飾やサファイヤの瞳が失われていく。また、夢主の姿もボロボロになっていく。最後の金箔までも失うと鉛の心臓を残して夢主は消える。

 夢主のスタンド能力は『夢主が与える何かは必ず人生の成功に繋がる』というもの。しかし、「成功に繋がるものを得られる」からと言って「不幸が訪れない」わけではないのでジョナサンは討ち死にするしジョージ二世は殺される。

 ディオはどんどんみすぼらしくなっていく夢主へ興味が無くなり、十六歳かそこらで夢主に「もう僕に近寄るな!!」と捨ててしまう。そして始まるジョナサンとの時間。ジョナサンがボロボロの夢主の姿に心を痛めてマフラーとかコートとかをあげる→夢主のスタンド王子がちょっと復活&夢主の姿もちょっと復活→ジョナサン「実験だ!!」→感謝や真心のこもった贈り物によって夢主の姿が元に戻っていくと分る。

 ジョナサンの机から石仮面を盗む時にディオがその実験に関するメモも読んでしまう。人に何かを与えれば与えるほど夢主がボロボロになっていくと知り、ディオは愕然――夢主から与えられた物(金銭含む)がたくさんあったことを思いだして青くなる。そして夢主に会わないままディオは海の底へ。

 ジョージやジョセフも夢主から色々ともらったが、代わりにエリナやスピードワゴンが夢主に贈り物をしていたため劣化はせずにウン十年(夢主にとってはウン十ヶ月)。

 三部の六年くらい前に「幸福な王子の燕ってエジプト目指してたから……」とSPW財団エジプト支部へ。えへへ暖かいなー永住したいなーと思っていたらDIO様に見つかったでござる→誘拐。

 DIOが夢主の中での自分の地位や名誉を回復しようとする話。DIO様がヤンデレになるかは書くまで不明。

2013/08/05
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