触らぬ悪魔に祟りなし



 ディアボロ成り代わりで知識なし。前世で死んだ経緯などで長い反抗期だったが、ドナテラの事故死が原因で対面したトリッシュ(二歳)により方向修正。性格はディアボロに似てるけど色々違う。重要なのは黴てない点。前世で日本人だったことから和食を好み、トリッシュもそれにつられて和食好き。美食家親娘であり、パッショーネが取り仕切るようになってからネオポリスにはリストランテが増えた。

 暗殺チームは紆余曲折を経てトリッシュの護衛になるが、トリッシュからすると暗殺チームメンバーは優しい兄貴達でしかない。恋愛感情って何それ美味しいの。

 親娘と行動を共にするせいで舌が肥えた暗殺チームは和食ももちろん好き。他の料理も好き。美味しければ好き。イタリアには元々から魚醤(ガルム)があり、焼き魚なども食べていた国なので味覚が(ヨーロッパの中では)近いと言える。つまり和食を食べる下地があった。

 四部〜五部の時間軸に残念系トリッパーがやってくる。こちらが残念な気持ちになるくらい頭が残念。厨二患者。暗殺チームとごく自然な出会いを演出しようとして、彼らの料理を零したりひっくり返したり頭からかけたり。それ以外の出会い方を模索して欲しかった。

 無駄にされた食べ物によりトリッパーは暗殺チームに恨まれる。護衛チームは「単なるジャポネーゼ」にピリピリしている暗殺チームに始めこそ不信感を抱くものの、「単なるジャポネーゼ」が何故暗殺チームのスタンド名を知っているのかとか超人的な肉体とスタンドを持つことなどから、次第に疑惑が大きくなっていく。トリッパーに飯の恨みで襲いかかろうとする暗殺チームと、それを引き止めながら護衛チームがトリッパーの真意とバックを探る。

 トリッパーが「ジョルノがいない」だとか「トリッシュを迎えに行かないのか」だとかポロリと零したことで始まるトリッパーと暗殺・護衛チームの仁義なき戦い。何故か(その時は一般人だった)ジョルノが巻き込まれる。「あいつらは暗殺チームよ! ジョルノもほら戦うの!!」「え、なんで僕が!?」と言いながらも渋々従うのは、暗殺チームの人たちが殺気に満ち満ちていたから。単なる一個人に向ける戦力じゃないよね、という。その親切心が無駄になる。

 一応はシリアス。ボスとトリッシュの醸し出す空気とかソルジェラが混じるとコメディ。


・三部編

 トリッシュ(二歳)と日本旅行に来たら、いつの間にかエジプトへの旅路に同行することになっていた。時を止める人と消し飛ばす人の戦いが今始まる。滅多にないほど楽な旅路になるかもしれない。しかしずっと一緒に行動するかは謎。ボスにはパッショーネを運営すると言う仕事があるため、別行動してイタリアに帰ることがあるかも知れない。カイロにはちゃんと着いていく。親子愛の話になると思う。

 展開によってはDIO様に子持ちの良さを語ったりするかも。「貴様に子供はいないのか」「どういうことだ」「子どもと言うものは、親を幸せにするためにやってくる。愛すればその分だけ返してくれるものだ。その幸福を知らないでいるのはもったいないだろう」「……全て母親が違うが、四人いたはずだ」「今すぐ引き取りに行くべきだ」……これだと六部が始まらない。


・四部編

 暗殺チームを引きつれて日本(慰安旅行)へ。京都に行ってから、承太郎が仕事をしているという杜王町まで承太郎を冷やかしに行く。この時期で既に家庭内不破というか説明しない承太郎が原因の離婚の危機であった空条家の娘さんこと徐倫も一緒。奥さんは承太郎に会いたくないそうだ。

 そして巻き込まれる四部。殴れば直せる仗助をわりと本気でパッショーネに勧誘するがもちろん断られる。露伴先生はボスの前世云々とか、本物の暗殺者たちに大興奮するのではなかろうか。リアリティを求めるがゆえの暴走。どたばたコメディっぽいかもしれない。


 ネタ作! の「触らぬ悪魔に祟り無し」に出された設定を、僕に書きやすいように手を加えながらネタにしてみた。

2013/06/12
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