一番確かなもの
エレン
*あなたは知らないけれどと同一主
この世界は、僕が知らないことが沢山あって 何を信じて何を頼って良いのかが分からない
知識を求めた奴の最後を、僕は知っている
頭に入りきらない膨大な知識が身体を蝕んでいく 知らなくて良いことを知ってしまった罰なんだよ、 とこいつは言った 難しい事ばっかりを言うから俺は苦手だった
「 君の幼なじみは本当に物知りだね エレン 」
そして知識欲が盛んだ
「 …? アルミンの事か? 」
こいつと同じように本を読み、かつ物知りで俺の幼なじみとしたらアルミンしかいないだろう
「 そう 」
「 お前、アルミンと知り合いだったんだな 」
「 知り合い… というか僕の唯一の話し相手かな 」
僕は回りからあまりよく思われていないらしい
乾いた笑みを溢す
「 そりゃ お前の話す事が突拍子すぎるからだろ 」
それにお前の使う言葉は難しいし
「 ふぅむ まぁ…、分かりきった答えだね 」
「んだよそれ 」
「 いや 実に君らしくて明朗で簡潔な言葉だと思っただけだよ 」
ああ、もう だからこいつと話すのは苦手なんだ 何もかも見透かしたように話すこいつが
アルミンはよくこんな奴と会話なんて出来るな 俺はもう、ものの数秒でお手上げだ 何を話してるのかがよく分からない そう言えばこいつ、講義での席の回りには誰も座って無かったな 近寄りがたい雰囲気を出しているのが原因だと思う
「 そうか、 僕はそんな雰囲気を出していたのか 今度からは気を付けておくよ 」
「 は? 」
なんだこいつ 今俺の思った事を…?
「 所で エレン 君は一番確かなものが何なのか知っているかい? 」
俺の疑問をそのままにしてまた喋り出す
「 いや 知らねぇけど… 」
「 それはね 今生きている時間、」
君が僕と会話している時間の事だ つまり 「今」、「現在」 なんだ
「 面白い顔、してるよエレン 」
言葉の意味を理解出来ずにぽかんとしていた俺は笑われた
だから今でもこいつは苦手だ
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
・久しぶりに書くとこうなる
(^^;;
意味不明な文章を書くのが最近の自分
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