追いかけた
ジャン









追いかけて追いかけて

やっと追い付いたと思ったら また引き離された
どうやったって 彼にはまだ近づけないのだろう

いつもいつも そこで目が覚めるのだ








「 ぅ、 ……あ 」

「 おい 大丈夫か? 」

「 大丈夫だよ ジャン 」



僕を起こしに来てくれたであろうジャンに心配をかけてしまった

今はこんなに近いのに なんであの夢の中ではあんなに遠いのだろう





「 本当に大丈夫か? 気分が悪いんなら教官に言っとくぞ 」

「 大丈夫 ありがとう ジャン 」




ジャンが以外と優しいと知ったのはつい最近
訓練で倒れた僕を 医務室に運ぶだけじゃなく その後もいろいろと世話をしてくれた

それからジャンが毎朝僕を起こしてくれるのは、別に僕が頼んだ訳じゃない





近づきたいと いつも思う
今以上に

ジャンに少しでも追い付けたら良いのに





こんな気持ち 僕は知らない

















☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

またもや意味不なものを書いてしまった(^^;;










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テーマ「人外ファンタジー」
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