兵長と
*リヴァイ班の受難の続き的なもの
シルヴィアに猫耳が生えた事件から数日たった頃、シルヴィアにはハンジを近づけさせないようにするというのが暗黙の了解となった
がしかし、隙あらば実験に付き合わせようとするので、大変だった なにせハンジはシルヴィアよりも階級が上であり、直属ではないものの上司にあたるのだからシルヴィアは断るに断れなかった
それを考慮してか、直属の上司であるリヴァイはシルヴィアをいつも側に置いておくことにした そうすれば、ハンジも手は出せないと考えたのだ
「 あの… 」
「 何だ 」
「 あ、 何でもないです 」
シルヴィアとリヴァイの間に沈黙が起こる
普段あまり話すことのない二人の会話が続くことはそうそうないのだからあたり前だ
文字を書くペンの音と書類を捲る音が暫く続くだけで他はと言えば、リヴァイが啜るコーヒーのズズッという音だけだった
「 あの 兵長、…私もコーヒー入れてきますね 」
椅子から立ち上がり部屋の扉の方へと歩き出したシルヴィアはそう言った
「 待て 」
「 え 」
リヴァイはそれを良しとしなかった
「 俺から離れるな 」
「 いや でも喉が… 」
シルヴィアは焦る
「 だったらこれを飲め 」
リヴァイが目の前に差し出したのは先程リヴァイが飲んでいたコーヒーである
「 それ兵長の飲みかけじゃ 」
「 良いから飲め 」
強引にも飲ませようとするのでシルヴィアは断る
「 すみませんそんなに喉渇いてなかったです 」
「 そうか 」
こうして 何日かこの攻防を繰り返していたのをペトラは微笑ましく見ていた オルオはリヴァイとシルヴィアが一緒に行動をしている様子を恨みがましく見ていたとか
変態ハンジは、いつシルヴィアが一人になるのか機会を窺っていたとかいないとか
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
なんぞこれ
久しぶりすぎてよくわからない事に(^^;;…
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