瞳に映る
ジャン
※若干卑猥
「 なぁ おいっ 話せば分かるって 」
「 え? 何 」
「 だから、これなんとかしろよ ロランッ!! 」
就寝時間になり毛布をかぶり眠りに就こうとしていた俺は何故かロランに馬乗りにされていた
「 馬面のジャンに馬乗り ははは 」
何処が可笑しいんだよ
「 退けよ!! 」
「 やだね 」
俺が退けと言うとロランはそれに対して否定の言葉を返す
そうして俺のかぶっていた毛布を剥ぎ取った
「 ミカサの腹筋には負けるけど、ジャンの腹筋もなかなか… 」
うっとりと恍惚とした表情のロランは巨人よりも怖かった
「 っ/// 何処触ってんだお前っ!? 」
捲れた服から見えていた俺の腹筋を不意にロランの指がなぞった
「 ジャンの腹筋だけど? 」
またロランの指がつうっと下から上へとなぞっていく
「 やめっ/// 触んなっ!! 」
そう言ってはみるものの一向に指の動きが止まることはなかった
「 ふふっ ジャン、照れてる?」
「 うるせっ… 俺は照れてねぇ 」
「 そうかな …僕の瞳に映ってるジャンはとっても照れてるように見えるよ? 」
俺はどうも、こいつの、全てを見透かしたような口振りが苦手だった
そしてこいつの目も
「 おいおい…いい加減にしろよお前ら 」
「 あーぁ ライナー邪魔しないでよ… 」
騒ぎに起きたライナーが居なければ、多分俺は危なかった
ほっとした俺にロランは耳元に 囁く
「 気持ち良かった? 」
「 なっ/// 」
ベッドから降りたロランはケタケタと笑いながら自分の部屋へと帰っていった
やっぱり俺はあいつが苦手だ
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
・最初はこんなのを書くはずじゃ無かったんです…
・ジャンを苛めたかっただけなんです
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