いつかくるサヨナラに
ライナー



僕ってさ、もうすぐ 居なくなってしまうんだ


「 何言ってんだよ 」

ロランが居なくなる?
唐突に彼の口から発せられた言葉は俺を動揺させるには十分だった
冗談だと最初は思ったが、何時にもなく真剣な表情でこちらを見てくるものだから俺はそう言った

「 ライナー 僕は、多分…居なくなるんだ 」

どうしてかは分からないけれどね

「 いつだよそれ 」

「 さあ… 」

でも、もうすぐなんだ

本当に分からない
ロランが何を言ってるのか
俺には何一つ分からない
俺に人間(ヒト)の心が分かる力があれば分かるのだろうか


「 ロラン、 お前 まるで先が読めてるみたいな言い方だな 」


「 そうかも知れないな 」

「 おいおい… 」

ロランは薄く笑ってそう答えた 俺はそんな彼に内心引いていた




だからさ

「 僕が居なくなる前に 」

君にだけは伝えておきたいと考えてたんだよ



-さよならって




いつかくるサヨナラに









☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
・またまた意味の分からないものに成り果ててしまった

ライナーは初めて書きました







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