水底の月は綺麗だったか
アルミン
ゴポゴポ…
ゴポゴポゴポッ…
水の音がする あぁ そうか
僕は誰かに顔を水面に押し付けられているんだ
…誰に?
そう思った時に頭を押さえ付けていた手が離された
「 ゲホッ ゲホッ 」
苦しみから早く脱するために素早く顔を水面から上げて息を吸い込む
「 ねーえ、アルミン どうだった? 」
僕を水面に押し付けた犯人が咳き込んでいた僕に話しかけた
「 どうして君が 」
「 やだなぁ アルミンが言ったんじゃないか 水面に映る月を見てみたいって 」
「 …危うく僕は溺死しそうだったよ 」
けらけらと笑いながらこちらをみて、彼
…ロランはそう言った
「 ついでに水底にも月が映っていたのかどうかを確かめて貰おうと思ったのさ 」
あの綺麗な月を
「 君が自分で確かめれば良いじゃないか… 」
「 生憎、水の中では目が開けられなくてね 」
「 だからって 」
「 で? どうだった 水底の月は」
悪びれる様子を見せないロランは、月のように冷たく笑っていた
水底の月は綺麗だったか
ううん、何にもない、水底には月は映らない ただ…
ただ君の悪意が水底に見えた気がしたんだ
☆☆☆☆☆☆☆
・なんか意味の分からない話になった(--;) しかも初の男主
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