雑念が一番多いのって
キセキの世代一同は静寂の中、心を切り替えるため黙々と座禅をしていた
しかし、その静寂を破る音が部室に響いた
「 喝ッ!! 」 スパーンッ!!
赤司の声とともに警策が降り下ろされた
「 いってぇー!! 」
警策を降り下ろされたのはキセキの世代のエース 青峰大輝だった
「 青峰、お前はさっきから雑念が多すぎだな 」
「 俺はこーいう静かでじっとしてんのが苦手なんだよ 」
「 青峰くんのことですからどうせマイちゃんのことでも考えてたんじゃないんですか? 」
「 それは一理あるのだよ 」
「 俺もそう思う〜 」
「 なんだよっ!! お前ら 俺に何か恨みでもあんのかよっ!! 」 「 青峰っちがいつもどんな風に見られてるかが分かるっスね…… 」
「 この五人の中で雑念が多そうなのはお前が断トツだな 」
「 赤司くん もうそれ以上言わないであげて下さい 」
「 峰ちんがミドちんみたいになってる〜 」
紫原が指差す先には先程、緑間が震えながらぬいぐるみを抱き締め…以下略
の場所に縮こまって暗いオーラを漂わせている青峰の姿があった
「 青峰くん 大丈夫です 僕はいつまでも青峰くんの影ですから 」
そう言いながら少しずつ引いていく黒子を青峰はこれ程までに黒子の光を辞めたいと思ったことは無かった
「 さあ、再開するぞ 」
そうしてまた地獄の座禅会が再開されたのである
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