小説 創作・ゴミ箱 | ナノ
流架

学園アリス




「 ねぇ流架 私的には絶対なつみかんだと思うんだよね 」

「 え? 」

「 や、 だからさ私は棗と蜜柑って結構お似合いだと思うわけよ 」


いきなり何を言い出すんだ纏は 流架は陽一を抱き抱えながらそう思った いつでも纏は話が突拍子すぎるので聞いているこちらも疲れてくる
話をするのは嫌いではないむしろ流架は纏に少しながら好意を持っている
本人は何処か鈍い所があるため気づいてはいない
そして纏を好きなのは自分だけではない その一人が流架がいつも一緒にいる棗だ
棗の猛アタックですら纏は只のおふざけとでしか受け取っていないのである
もう一人 厄介なライバルがいる それが


「 纏ちゃんは僕とお似合いだと思うよ〜 」


心読みだった


「 え〜 本当〜? 」

「 うん 本当〜 」


話に入ってきた心読みは自身と纏がお似合いだと言った こちらを見て幽かに微笑みながら



「 だからさ 僕にしなよ 」

「 心読みくんってそんなキャラだったっけw 」


ちくしょう 心読みが一瞬でも羨ましいと想ってしまった自分が憎い


「 纏っ 」

「 流架? どしたの 」

「 おっ、俺は纏の事好きだっ!! 」

よし俺頑張った 顔を赤く紅潮させながらそう言った

「 そっか!! 私も流架の事好きだよ(友達として) 」



「 〜っ/// 」

「 わお (友達としてなら安心だね) 」


纏の返事を聞いた流架は更に真っ赤になった
心読みは何故だか安心した様子だったとか





「 棗? 何しとるん 」

「 うっせ 黙れ水玉 」

「 むきいぃーっ なんやねん!! 」


棗は三人を見て無性に腹を立てた







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