小説 創作・ゴミ箱 | ナノ
いつか



私の世界に君はもういないの
あるのは後悔と涙だけ
私に優しさを教えてくれた君はもういないの
あるのは憎しみと悲しみ


君のことを思い出すたびに
雨が零れ落ちて静かに濡れる
感情が溢れ出して止まらないよ
ねぇ 私に生きる意味を与えて
私の心にぬくもりを与えて



たとえ この世界が終わりを迎えても
その優しさとぬくもりで包んでほしい
君の声が聞きたいよ
もう一度名前を呼んでよ
私をもう一度だけ抱き締めて



私の世界に君はもういないの
あるのは後悔と涙だけ
私を抱き締めてくれた君はもういないの
あるのは冷たい心と悲しい記憶



いつか その全てが許されるなら
私は君と生きていきたい
記憶の中だけでいい
そばにいてほしい 笑っていてほしい
それが叶わぬ夢でも
届かぬ願いだとしても





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