小説 創作・ゴミ箱 | ナノ
沖田




縁側でのんびりと庭の景色を眺めていると 突然目の前が真っ暗になった
こんなことを僕にするのはあの子だろうな


「 だーれだ 」

クスクスと笑いながら僕に手で目隠しをしているであろう彼女はそう聞いた

「 えー 誰かな? 」

あえて分からないふりをしてみることにした

「 分かんないの? 」

「 うん 」

「 じゃあ教えてあげるね 」

彼女はどう反応するのだろうか

「 教えて教えて〜 」

「 総司のことがとってもとってもとってもとっても だーい好きな子だよ 」

恥ずかしがることなく、しれっと言ってのけるから僕がびっくりする反応をしてしまった

「 っ!? それって誰の事なのかな 」

「 纏ちゃんでーす 」



何故だろうか、この子には勝てる気がしないのだ





☆ 後ろから目隠し








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