星空を眺める
シンドバッド
シンドリアの夜は星がとても綺麗で眠れないときはいつもこうして空を見上げていた
「 ルカーナじゃないか 」
「 シン王 」
「 眠れないのか? 」
「 まぁ、そんな感じです シン王はどうして? 」
「 俺も眠れなくてな 」
「 …以外 」
「 そうか? 」
「 うん 」
シン王は頷いたルカーナに苦笑した
「 俺にだって眠れない時ぐらいあるさ 」
「 ふーん… 」
「 今夜は星が綺麗だな 」
「 うん 」
二人は空を暫く眺めていた
「 シン王はこの国をどう思う? 」
「 この国は…シンドリアは俺が造った大事な国だ お前はどう思う 」
「 この国も国民も皆、シン王が大好きだよ 私はそう思う 」
「 ははっ そうか 」
「 もう眠れそうだから 部屋に帰るね 」
「 あぁ お休み ルカーナ 」
「 シン王も …そうだシン王 」
「 どうした? 」
「 星も綺麗だけどね、月も綺麗だよ 」
「 ん? 」
「 お休み 」
(ルカーナには一本とられたな…)
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