『 はなみー先輩 』
「 んだよ 」
『 オタマロに似てるって言われません? 』
「 てめぇ、俺が気にしてること言いやがって 」
突然俺の前に現れた雲井亞遊兎(くもいあゆと)は俺に挑発まがいな発言をしやがった ふざけんな 誰がオタマロだ誰が んなわけねーだろ、バァカ
『 その割にはしっかり育ててるじゃねーですか 』
―まこっちゃん
「 おい待て、なんで俺のオタマロの名前を知ってる 」
雲井の口から出た名前は俺の手持ちの名前だった
『 原先輩が言ってましたよ〜 たいそう大事に育ててるって 』
あいつの今日の練習メニューは倍だ せいぜい苦しめ クソが
「 てめぇ、それ口外したらどうなるか分かってんだろうな 」
『 え、いや…、原先輩がほとんど口外してるし 』
原の練習メニューは地獄と化した
「 これ以上口外すんなよ 」
『 まぁ、しねーですけど 』
こいつ本当にムカつくな 敬語がなってねぇ
そしてこいつは爆弾発言をする
『 ちなみに俺の手持ちはオタマロ五匹とピカチュウ一匹ですわ オタマロにはそれぞれ名前付けてて、バスケ部の先輩の名前が付いてんすよ 』
あ、こいつ駄目だわ