その頃、走り出したマリを制止しようとしたベポとローというと、



「 キャプテン どうしよう マリ、行っちゃった… 」

「 チッ…
あいつはまだ自分の立場を分かってねぇようだな 」


「 どうするの? 」


勝手な行動をしたマリの処遇を頭の中で考えていた
その時、一人の男が走りながら何かを喚いていたのを聞いた



『 おいっ 聞いてくれ
鷹の目がいるって情報が入った!! 』


『 まじかよ あの七武海の… 』

『 おいおい 冗談だろ 』

その情報に驚く者もいれば、情報が間違いではないのかという者もいた



『 嘘じゃないっ!! 見たやつがいるんだ …確かに鷹の目だったって それも女を連れていたらしい 』

『 女ァ? 』

『 ゴスロリツインテールの女だ 』



『 女連れたぁ良いご身分だな 』




『ゴスロリツインテールの女』という言葉にピクリとローの眉が動いた



「 キャプテン… もしかしてマリなんじゃ 」


「 もしかしなくても 絶対ェあいつだ 」

このあたりでゴスロリの服装なんてマリ以外には見ていない、そして確実なのはツインテールという特徴
面倒なことになった、と蟀谷(こめかみ)に皺を作って頭の中では沸沸とマリへの怒りが沸き上がっていた



「 行くぞベポ あの馬鹿を連れ戻す 」

船に帰ったら即説教だ

普段から顔が怖いローでも、今の顔はそれよりも数倍怖いとベポは思うのだった

「 アイアイ キャプテン!! (マリ…、大丈夫かな) 」







手痛い 停滞 撤退はしない






「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -