「 マリ 大丈夫? 」

「 …もう嫌だ 」

あの服屋のお姉さんには当分会いたくないな

服を選ぶだけでこんなに疲労するなんて有り得ない…

欲しいのはコートだけなのに船長さんが普段着も とか言うから

因みに、私の今の格好はと言うと いつもの制服じゃなくて 何か黒と白のゴスロリみたいなやつ
鷹の叔父さんの所に居たときみたいな格好になってた
まぁ嫌いじゃないから良いですけど

「 良く似合ってる 」

「 へ? 」

「 良く似合ってる… と思う 」

「 ひどいっ!! 思うって 一言多いですっ 船長さん 」

誉められてもうれしくないです

ぶぅー、と頬を少し膨らませそっぽを向いた


「 マリは可愛いよ 」


ベポが私の頭を撫でてくれた

「 うぅ〜 ベポーっ 」

本当マジ天使可愛い 私より可愛い


と 今度は私がつま先立ちでベポの頭を撫でた ベポはそれに気付いて少し頭を下げてくれる

「 おい 」

不機嫌なテノールボイスが私とベポのふわふわ時間を止めた

「 すいません… 」

ベポしょぼーん


「 無視してごめんなさい船長さん 」

「 お前は俺を何だと思ってんだ 」

「 俺様船長様 」

「 …はぁ、 次は本屋に「あーっ!!」 何だ 」

私はとある人を見つけて大きな声をあげた 船長さんは怪訝な声で答える


「 あの 船長さんっ!! 私、ちょっと用事があるので 失礼しますっ!! 」

「 おいっ!? 」

「 マリ? 」

二人の制止の声を無視して私は走り出した

とある人に会うために









飛べない わけない 
また内緒のハートに Dive!






「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -