船長さんの船にお世話になって5日目
食料調達のためにグランドラインのとある島へとやって来ました
この島に来たのはベポの判断 ベポが航海士と言うのを聞いて最初はとってもびっくりした(…ペンギンさんかと思ってた)
船のコックさんはシャチくんとペンギンさんを連れて 街へと食料調達に行ってしまい 私はベポとお留守番
まぁ、私が一緒に行っちゃうと寄り道とかしちゃうから付いて行かない方が良いか
とか、ベポのふわふわの毛に顔を埋めながら思っていたら

「 おい 馬鹿マリ 」

船長さんに呼ばれた
いい加減、馬鹿は止めて下さい 私のガラスハートが傷付いてます

「 なんですか? 」

「 今から街に行く 」

「 行ってらっしゃい 」

「 馬鹿か お前も行くんだよ 」

「 キャプテン 街に行くの? 」

可愛いな ベポ 首を傾げてる
て言うかまた船長さんに馬鹿って…

「 他のクルーは街の酒場に行ってる 後は見張りだけだ 」

「 私も残ります 」

「 却下」

「 キャプテン、却下が速いってマリが思ってるよ 」

ありがとう 私の心の声を代弁してくれて

街にはあまり行きたくないのに… ルフィの所に居たときに街で騒動を起こしてから(主にルフィが) 街はトラウマになりつつあった


「 お前じゃ 敵が来たときに役に立たねぇだろうが 」

「 ですよね〜 」

昨日だって、敵が来たときには何も出来なかった

「 キャプテンッ 俺も一緒に行きたい!! 」


「 ああ、 お前は荷物持ちにするから 付いてこい 」

「 アイアイッ キャプテン!! 」



そんなこんなで街に来る羽目になった


「 で 何をしに街に来たんですか? 」

「 お前の服を買いにきたんだ 」

「 でも 私、着替えは一応ありますよ? 」

着替えは何故かスクールバックに入っていてニュースクーが持ってくる


「 次の島は冬島だ 」

そうだったよな ベポ?

「 そうだよ 」

「 お前、コートは持ってねぇだろ 」
「 あ… 」

そうでした 着替えの種類は限られてて コートとかは入ってなかった
でも何で持って無いって知ってるんだろうか

「 ペンギンが お前の荷物の中身を確認をした時に、コートやその他の足りないものが入ってないのを聞いた 」

私が不思議がっていると船長さんはそう言った


「 じゃあ私の鞄の中身は把握してるって事ですか… 」

「 お前 結構胸あるんだな 」

「 それはもうペンギンさんに言われました 」

馬鹿にしたように船長さんはニヤリと笑う


「 じゃあ 先ずは服屋だね マリ 行くよ 」

「 あ、うん 」

グイグイとベポくんに引っ張られてやってきたのは街の中で一番大きい服屋さん



「 いらっしゃいませ どのような服をお探しですか? 」

綺麗なお姉さんがやって来た 多分お店の店員さんだ

「 こいつに合う、出来れば厚手のコートと あとは普段着だな 」

船長さんが店員のお姉さんに伝えると 私は、今度はそのお姉さんにグイグイと店の奥へと引っ張られていった


私、どうなるのかな…















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